韓国では、文在寅大統領が曺国(チョ・グク)法相の任命を強行したことで、韓国国民の中で大きな問題になり、日本では考えられないことが次々に起こっています。
韓国で起こっている民主国家ではあり得ない話を拾ってみました。
超お友達(同士)内閣
日本では安部政権のことを、よく「お友達内閣」と言います。自分の気の合う者ばかりを大臣に据える傾向があることから、そう呼ばれています。
しかし、自分の娘、息子、親類に違法な疑惑があったり、妻が起訴された者を大臣にすることは100%ありません。
それでも文大統領は、玉ねぎ男と評されるほどの疑惑の持ち主を法相に任命しました。
曺国(チョ・グク)法相は、ソウル大学で教授をしながら、「参与連帯」という左派系の市民団体で活動し、同じ考えを持つ文在寅大統領の選挙で中心的役割を果たしました。
文在寅大統領にとっては、お友達というよりは同士です。
その同士を法相に任命する時には、
と滅茶苦茶な理屈づけで強行しています。
明白な違法行為がなく、グレーだから構わないという
理屈です。
これを見ると、何がなんでも大臣にするという超お友達内閣です。
文大統領、与党が検察捜査を牽制
文大統領は、チョ・グク法相に対する検察の捜査について
と検察改革と絡めて公然と牽制しました。
また与党の「共に民主党」も、検察の捜査について
法相の自宅を長時間にわたって捜索し人権侵害
などと公然と批判しています。
日本では法相の自宅が捜索を受けることがそもそもの問題であって、その時点で辞任を求める声の大合唱になります。
曺国(チョ・グク)法相自らも検察を牽制
自分の家族、親類が捜査対象になっているのに、辞任しないばかりか、自宅が捜索を受けている最中に、チョ法相自らが現場の検事に直接電話をして、圧力をかけています。
韓国法務省はこれについて急遽声明を出し、
と発表しました。しかし検事と話したことは認めていますし、発表どおりとしても、妻が圧力をかけたことに間違いありません。
これに対し検察は
「甚だ不適切だ」
と異例の見解を発表しました。日本ではあり得ないことです。
チョ法相の自宅が捜索を受けたのに文政権の支持率上昇
韓国の聯合ニュースによると、
文大統領の支持率上昇について、チョ・グク法務大臣の自宅を家宅捜索するなどした検察の捜査に問題があったとみています。
違法を捜査する側が非難されるとは不思議ですね。これも日本では考えられないことです。
政権よりの新聞記者が反乱
共に民主党の機関紙と揶揄されているハンギョレ新聞の若手記者51人が、編集局長以下、局長団の即時退陣を求める声明を連名で出す反乱を起こしました。
内容は強烈で、
・ これ以上、私たちに恥ずかしい思いをさせるな。「記者」の名前によって言論の自由を押さえつけたいなら立ち去れ。過去の先輩たちのように、青瓦台へ、与党へ行け。ハンギョレと言論の自由、そしてあなたたちが言う正義は、我われが守る。(ヤフーニュースより)
違法だろうがなんだろうが、文政権を擁護するハンギョレの姿勢に愛想をつかした内容でした。
大手マスコミでの反乱は日本では考えられないことです。ある意味日本でも見習って欲しい面もありますが。
以上日本では考えられないことを挙げてみました。
韓国では反権力思考が強く、その結果、反日にも必然的に向かいます。それを拠り所に文政権は成り立っていますので、日本は相当な覚悟を持って接していく必要があるのではないでしょうか。