史上最高値なのに損をしている?日経平均の違和感

本日、日経平均株価は236円高となり、史上最高値を更新しました。
ニュースでは明るい話題として大きく報じられています。

しかし、実際の中身を見てみると、違和感を覚えざるを得ません。

値上がり銘柄数はわずか236銘柄に対し、値下がり銘柄数は1,302銘柄

つまり、多くの銘柄が下落しているにもかかわらず、指数だけが上昇しているのです。

 

昨日も同様でした。
日経平均は524円上昇しましたが、値上がり516に対して値下がりは1,010
体感としては「上がった」というより、「むしろ下がった」と感じた投資家の方が多いのではないでしょうか。

 

この原因は、日経平均の構造にあります。
日経平均は値がさ株の影響を強く受ける「株価平均型指数」です。
一部の大型銘柄が上昇すれば、全体が下がっていても指数は上昇してしまいます。

 

一方、TOPIXは時価総額加重型であり、市場全体の動きをより正確に反映しています。
実態を見るのであれば、むしろTOPIXの方が参考になる場面は多いでしょう。

 

それにもかかわらず、ニュースでは日経平均が主役で、TOPIXは付け足しのような扱いです。
これでは、投資初心者ほど「株価は上がっているのに、自分だけ損をしている」と感じてしまいます。

 

市場の実態と乖離した指数が主役であり続けることに、そろそろ疑問を持つべきではないでしょうか。

 

今後は、TOPIXや値上がり・値下がり銘柄数といった「中身」を重視した報道や分析が必要だと感じます。

指数の見方を変えることが、投資判断の質を高める第一歩になるのではないでしょうか。