年金事務所の健康保険・年金保険被保険者の資格等の調査を受検~厳しい検査ではない

 従業員20数人の小企業の社長をしています。社長といっても銀行への入金、ハローワークへの雇用保険の届出、トラブル処理など色んな仕事をしており、庶務兼社長といった立場です。

 

 先日、年金事務所から「全国健康保険協会管掌健康保険及び厚生年金保険被保険者の資格及び報酬等の調査の実施について」という文書がきて、健康保険、厚生年金の調査を行うとの連絡を受けました。

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 調査日時を指定をされていましたので、その時間に経理担当職員と2人で年金事務所に行き検査を受けてきました。

 

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 最初は緊張しましたが徐々に慣れ、大きな問題もなく無事終了しました。

 当日の検査内容は次のようなものです。

検査時間

 約1時間です。

検査場所

 年金事務所会議室(会議室が仕切られ、4名座れるコーナーが構えられていました)

担当官

 厚生年金適用調査課職員1名

検査の内容

◎ 一般質問

 まず、会社の業種、社員の勤務時間、パートの勤務時間、雇用保険の状況など質問されます。 

◎ 提出書類の確認

 次に年金事務所から当日持参するよう指示されていた書類の確認が行われ、保存期限などの指示もありました。

◎ 提出書類との突合

 担当官は当社従業員全員が記載された「縦覧回答表」という書類を持っていて、1名ずつ雇用保険の加入の有無、出勤簿、タイムカード、賃金台帳、算定基礎届、月額変更届との整合性をチェックします。

 その時々で担当官から質問があります。

 当社の場合、歩合制も一部採用していますので、これについて「見込額を算定し保険額に反映できないか」などとしつこく追求を受けました。

◎ 検査後

 検査が終わったあと、健康保険・厚生年金のインターネット申請について担当官より説明がありました。インターネット申請を推進しているとのことです。

検査を受けた感想 

 細部にわたって質問があり、疑問に思うことは徹底して追求してきますので、最初はどうなることかと心配しました。

 

 書類が整っていて内容に矛盾がなければ(信用されれば)、その後の調査は比較的緩くなりアドバイスもあります。

 こちらの質問にも丁寧に答えてくれますので勉強にもなります。

 

 書類さえ整っていればなんの心配もすることはありません。