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【日経平均の矛盾】330円安中、1銘柄が217円安を占める

 1月13日の日経平均は330.3円安(-1.25%)と大幅安で引けました。一方トピックスは5.1ポイント安(-0.27%)に止まっています。 

 この差の原因は、ユニクロを展開するファーストリテイングの株価にあります。

日経スマートチャートプラスより

13日のファーストリテイングの株価

 13日終値のファーストリテイングの株価は、73,490円で前日比6,350円安、率にして7.95%の大幅安で引けています。この1銘柄だけで日経平均を217円押し下げています。

 これは、ファーストリテイングの株価があまりにも高く、日経平均に対する影響度が高いからです。これまでにも、このような現象がしばしば起きています。

日経平均とTOPIX

 日経平均は、日本経済新聞社が、東京証券取引所プライム市場上場銘柄から選定した流動性の高い225銘柄から構成される平均株価のことをいいます。

 一方TOPIXは、Tokyo Stock Price Indexの略で、東証株価指数ともいい、昨年4月までは東証1部上場の全ての企業の株式から算出していました。現在は市場の再編(プライム、スタンダード、グロース)により順次見直しが行われていますが、旧東証1部上場銘柄はそのまま残ります。

 このようにTOPIXは、日経平均と違って広範な銘柄を網羅しており、1銘柄で大きく動くことはありません。

 このように見ますと、TOPIXが良さそうですが、TOPIXの指数算出開始は1969年7月1日からで、日経平均は1950年9月7日からとなっていますので、過去からの株価の連続性の面では日経平均株価の方が優れています。

東京証券取引所の指針

 東証では、個人投資家が投資しやすい環境を整備するために、望ましい投資単位とて5万円以上50万円未満という水準を示しています。2022年9月末時点では、95.1%の会社が50万円未満となっています。

 ファーストリテイングの最低投資単位は100株ですので、ファーストリテイングの株を買うとなると、最低735万円が必要です。

株式分割

 日経平均のこのような矛盾を解消するためには、値嵩株を分割して株価を下げるしかありません。

 分割すれば大抵株価が上昇しますので、値嵩株企業は株式分割を活用して東証指針に合うような株価にして欲しいと思います