【年齢とは】節目で意識。意識しなくても意識させられることも

 年齢を意識するのは、30歳、40歳、50歳など節目に達した時に特に意識するのではないでしょうか。

 私も2週間ほど前に節目の70歳に達し、少し落ち込んでいます。69歳の時にはそれほど意識しなかったのですが、70歳の節目に達し「自分が70、信じられない」「これから、どのように生きるべきか」などとくよくよ考えて日々を送っています。70歳に慣れるのには、まだしばらく時間がかかりそうです。

 自分では意識しないでおこうと思っても、節目では意識させられる出来事が次々と起きます。

70歳節目の変化

 高齢者運転マーク

 70歳になる少し前に、高齢者運転マーク(もみじマーク、四葉マーク)が交通安全協会から送られてきます。70〜75歳は、必ずつけなくてはならない訳ではないですが、身体機能が衰え自動車運転に支障があるときにつけることになっています。私は老人ですよと宣伝しているようで、可能な限りつけたくないですね。

もみじマークと四つ葉マーク
 健康保険高齢受給者証

 70歳になる直前に、健康保険協会から会社を通じて送られてきます。この受給者証を提示することで、医療費が3割負担から2割負担に軽減されます。

 仕事をしていない年金生活者にとっては、有り難い制度かもしれませんが、私はまだ普通に働いていますので、そんなに必要性は感じません。それより老人扱いされるのがつらい。

健康保険高齢受給者証
 厚生年金保険料の引き差りの停止

 70歳になると、厚生年金保険の資格を喪失し、以降は保険料を支払わなくてよくなります。手続きは必要なく70歳になると自動的に保険料がひかれなくなります。その代わり年金の加算もなくなります。

 政府は企業に70歳まで雇用の努力義務を課しましたので、この制度も早晩変更になるかもしれません。

この様に70歳になると、老人扱いを受ける出来事が次々に起こります。これまで以上に早く老人になれと言われているようです。

70歳代の生き方

 先日、同期が亡くなり葬儀で久々に同期が集まりました。毎年同期会を開いていましたが、コロナ禍で3年間開けず葬儀での集まりになりました。

 この年齢で3年会わなかったら、風貌が大きく変わり爺さんになった者もいますし、逆に若々しくなった者もいました。

 若々しくなった者は、バリバリ仕事をし趣味のゴルフなどにも打ち込んでいました。爺さんをやっている者は、家で隠居暮らしをしている者が多かったです。

 やはり可能ならば、長く働くべきだと思います。働けば収入も増え、年金と合わせれば余裕の生活が送れます。同僚との繋がりがあり孤独になる必要もありません。確かに体力は衰えてきますが、仕事をすることで衰えを遅くすることにもなります。

 年金だけの生活は益々苦しくなりますから、できるだけ長く働き、趣味を持ち、人との繋がりを大切にして有意義な生活を送ることが大切なのではないでしょうか。