【逆チェーン規制】タイヤチェーンでは走れない、冬用タイヤ以外だめ

 通常チェーン規制は、冬用タイヤではだめで、タイヤチェーンが必要なことをいいます。しかし高知道は、規制時タイヤチェーンはだめで冬用タイヤのみの走行が可能な「逆チェーン規制」となっています。

 

チェーン規制とは

 2018年に道路法を根拠として内閣府・国土交通省令「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」が改正され、新たに設けられたものてす。

 これ以前のチェーン規制は冬用タイヤでも走行可能でしたが、この改正により、タイヤチェーンの装着が必ず必要となり、規制区間では冬用タイヤでは走行できなくなりました。

(※ 参考条文 道路法46条、同47条の5、道路交通法8条)

 ただし、全ての道路が適用されるわけではなく、過去に雪で車が動けなくなった道路などが対象で、現在は国の直轄国道6区間、高速道路7区間が規制区間となっています。 

チェーン規制区間



高知道の規制

 チェーン規制の法的根拠は、前記の「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」になりますが、高知道の規制はこれに当てはまりません。 

 NEXCO西日本は高知道の規制の理由について、

・ 高知道はトンネルが非常に多くチェーン切れによる後続車への危険、道路の損傷などを挙げています。

高知道の規制区間

この規制の根拠法規は、「道路整備特別措置法」になります。

同法第5条2項  会社(※西日本高速道路株式会社・NEXCO西日本)は、前項に規定するもののほか、道路法第四十六条第一項各号のいずれかに該当する場合において、高速道路の構造を保全し、又は交通の危険を防止するため必要があると認めるときは、必要な限度において、当該高速道路の供用を拒絶することができる

高知道を通行する場合はお気を付けください。