東京での高齢者運転の死亡事故は単なる過失ではない~75歳以上は自動ブレーキを義務化

東京都豊島区東池袋で、87歳高齢者運転の乗用車が約150メートルにわたって暴走し、歩行者らを次々とはね31歳と3歳母娘が死亡し、7人が重軽傷を負った。

87歳の高齢者は「アクセルが戻らなくなった」と話しているようですが、アクセルが戻らなくなることは考えづらく、アクセルとブレーキの踏み間違えの可能性が強い。

「右足をひきずりつえをついていた。駐車場への車庫入れに苦労していた」との目撃証言(毎日新聞)もあり、そのような者が運転することは、通常なら事故の可能性を認識するはずで、今回事故は単なる過失ではなく重過失だと思います。

アクセルとブレーキの踏み間違い事故は、社会問題化する大きな事故に発展します。

警察庁の統計によりますと、

ブレーキとアクセルの踏み間違いによる死亡事故は、75歳未満では死亡事故全体の0.7%に過ぎないのに対し75歳以上では5.9%

と高くなっています。

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出所:警察庁資料

このような現実がある以上、早急な対策が必要です。

私の父も87歳で運転し車庫入れの時などによく当てていました。

車の修理で済むうちは良いのですが、人を傷つけたら大変ですので自動ブレーキ付きの車に替えさせました。

本人も自動ブレーキの車に替えることで、事故に対する意識が高まったと言っていました。

高齢になると反射神経が鈍くなり、とっさの判断が遅れアクセル、ブレーキの踏み間違いにも対応できなくなって重大事故につながります。

特に75歳以上の高齢者はその傾向が顕著ですので、一層のこと75歳以上は自動ブレーキを義務化したらどうでしょうか。