高齢者に新NISAを勧める理由

 今年(2024年)から、NISAが大幅に拡充されました。若者を中心に「オルカン」など積立NISAが流行しています。

 70歳を超す高齢者には、人生の残り時間を考えると積立NISAは考えものですが、成長投資枠は、従来120万円であったものが、240万円に倍増しており、使い勝手が良くなっています。

高齢者に新NISAをお勧めする理由についてお話しします。

 

お勧めする1つ目の理由

 新NISAは、非課税限度額が倍増した以外にも、従来のNISAは非課税期間が5年(ロールオーバーすれば10年)であったものが、新NISAでは無期限になりました。加えて非課税の限度額が1200万円になっています。

 高齢者の年齢を考えれば、これだけあれば十分ではないでしょうか。

 

お勧めする2つ目の理由

 現在の定期預金の金利は、例えばみずほ銀行の1年スーパー定期金利は0.025%ですので、100万円預けて250円と雀の涙です。そこから、約20%の税金が引かれ手取りは約200円です。

 ※ 実際の手取りは、復興特別所得税がさらに引かれますので、200円弱です。

 

  一方、みずほ銀行の予想配当利回りは3.3%で100万円で同銀行の株を買うと仮定すると33,000円の配当を受取ることができます。

 

 NISA口座であれば、税金がかかりませんので33,000円をそのまま受取ることができます。その差は、約32,800円です。

 

お勧めする3つ目の理由

 株価が上昇し値上がり益を得ることができます。

 このようなお話しは、株価が上がることが前提になっていますが、株価は下がることもあります。

 ただ、長い目で見れば、上げ下げを繰り返しながら上がっています。余裕資金で購入すれば、まず心配することはありません。

 手前みそで恐縮ですが、私は今年の1月4日にみずほ銀行株をNISA限度額で購入しました。日々変動しますけど、現在含み益が80万円程度あります。

 配当を目的にしていますので、売却するつもりは毛頭ありませんが。

 

 新NISAの目的は、「資産を効率的に運用し、将来的な資産形成を促進すること」です。

 新NISAを活用し、資産を増やし少しでも豊かな老後にしたいものです。