黒潮牧場は、カツオ、マグロ類、シイラなど回遊魚が、流木など海に浮かんでいるものの周りに集まる習性を利用して漁獲量を増やすために、土佐沖の水深700~800メートルの黒潮の中に設置している浮き魚礁のことをいいます。
1984年から順次設置され、現在12基の浮魚礁が高知県海域に設置されています。
その中の14号が更新期をむかえ、新たに製造された14号が高知港岸壁で出航待ちになっています。
黒潮牧場ブイには、太陽電池パネルも取り付け、航路標識を点滅させるほか、位置確認のための無線機器なども搭載しています。
製造費は約2億円で1基当たり年間平均4900万円分の漁獲があるそうです。