サムソンの半導体部門であるサムソン電子の4~6月期決算が発表されました。それによると
売上高は約5兆1千億円、営業利益は約6千億円で、前年同期と比較すると売上高で約4%、営業利益で約56%減少
になっています。
とはいうものの売上、営業利益とも依然巨額で世界一位です。主力はDRAM、SRAMです。
折しも、中国の清華紫光集団(Tsinghua Unigroup)が1日、DRAM製造事業への参入を発表しました。
中国は「中国製造2025」プロジェクトを推進し、その中核をなすものとして、国産の半導体チップの製造開発を加速化しています。
人件費が安く、補助金(アメリカとの貿易摩擦の主因)もあることから、スマホ販売のように飛躍的に拡大する可能性があり、サムソンのシェアを大幅に奪うと見込まれます。
加えて、日本による半導体部品の輸出規制があります。
日本の半導体部品輸出規制が長引けば、サムソン落日の引き金になり、日本の電気産業の歩んだ道をたどるのではないでしょうか。