上野動物園のパンダ観覧が、本日で最終日を迎えました。
2日後には中国へ返還されるとのことですが、「返還」という言葉に、どこか割り切れない思いが残ります。
今回返還する2頭は、日本で生まれ、日本で育ったパンダです。
これまで日本では22頭のパンダが誕生し、その内訳は和歌山で18頭、上野で4頭。振り返ってみると、私たちは「日本生まれのパンダ」を数多く見てきたことになります。
それだけに、まるで身近な存在が突然いなくなるような、少し寂しい気持ちにもなります。

現在、日本と中国の関係は、高市総理大臣の発言をきっかけに悪化しており、当面の間、日本でパンダを見ることができない日々が続くかもしれません。
一方で、中国におけるジャイアントパンダの生息数は、すでに2700頭以上とも言われています。
そして日本は、飼育・繁殖の面で高い実績を積み重ねてきました。
将来、日中関係が改善することになれば、日本は再び真っ先にパンダの貸与先として名前が挙がるのではないでしょうか。
その日が来るまで、無理に期待せず、焦らず、気長に待ちたいと思います。
上野のパンダたちに「ありがとう」と伝えつつ、また会える日を静かに楽しみにしながら。