私は酒が好きで、晩酌は長年の習慣です。
73歳という年齢もあり、健康面を考えて選んでいるのが、アサヒビールの「off」。糖質ゼロ、プリン体ゼロ、カロリーも最小限。味にもすっかり慣れ、今ではこれ以外は考えられません。いつもは500ml缶が定番です。

ところが昨年、アサヒビールがサイバー攻撃(ランサムウェア)を受け、酒類を含む飲料の出荷に大きな影響が出ました。
昨年12月頃から350ml缶は店頭に戻ってきましたが、500ml缶はいまだに見かけません。
店員さんに聞いても
「いつ入るか分からないんです」
との答え。
仕方なく350mlで代用していますが、正直なところ少し物足りません。

もっとも、アサヒビールが身代金を支払わなかったという判断は、企業姿勢として立派だと思います。短期的な損失よりも、長期的な社会的責任を選んだ点は評価されるべきでしょう。
ただ、ここまで影響が長引くと、消費者としては他社製品も試してみようか、という気持ちになるのも正直なところです。
今回のサイバー攻撃は、取引先を経由した感染であることが判明しています。
同様に、過去のアスクルのサイバー攻撃も、取引先が原因でした。
もはやサイバー対策は「自社だけ守ればいい」という時代ではありません。
大企業こそが率先して、関連会社・取引先への指導はもちろん、費用面での支援まで踏み込むべきではないでしょうか。
国としても、サイバー分野は「サナエノミクス」の重点17分野の一つとされています。
であれば、セキュリティ投資に対する税制優遇や減税措置を、もっと積極的に進める必要があると感じます。
サイバー攻撃は、株価や企業業績だけでなく、
私たちの日常の晩酌にまで影響を与える時代になりました。
一日も早く、いつもの500ml缶を手に取り、変わらぬ晩酌の時間が戻ることを願っています。