最近、ニュースを見ていると、どうやら日本は大変なことになっているらしい。理由は「中国人観光客の来日自粛」。
テレビによれば――
ホテルが困る、お土産屋が泣く、観光地が青息吐息。
連日、同じ映像、同じコメント。
一方で、私はというと、最近行った観光地では
……あれ?
混雑が減って、道が歩きやすい。
マナーが良くなった。
SNSを覗くと、
「中国人が減っても特に影響なし」
「むしろ日本人観光客が増えている」
という声も聞こえる。
どうやらテレビの中の日本と現実の日本は、別の国にあるらしい。
ここで不思議なのがNHKだ。
国民から“自動引き落とし方式”で視聴料を集めている、限りなく国営に近い放送局だ。

そのNHKが伝えるのは、
「中国人が来なくて困っている話」ばかり。
逆に、
「静かになって良かった」
「日本人客が戻ってきた」
という話は、存在しないものとして扱われる。
もちろん、観光業で本当に困っている方がいるのは事実だろう。
それは理解できる。
しかし、「悪影響」だけを大声で、「影響なし」や「良い変化」は無言。
これではバランスの取れた報道とは到底言い難い。
国営放送に近い立場でありながら、
国民の多様な声を拾わず、中国に都合の良い放送をする。
それでも視聴料はきっちり徴収する。

こうなると、
「NHKは何を放送しているのか」ではなく、
「何を放送しないのか」を考える方が面白くなってくる。
今日もテレビでは「悪影響」。
観光地は「快適」。
これが現実なのでは。