安納芋(蜜イモ)の苗の作り方

安納(あんのう)いもは、鹿児島県の種子島産のサツマイモで、表面が赤っぽい安納紅と白っぽい安納こがねの2品種があります。サツマイモの中では最高級の甘さで、別名「蜜イモ」ともよばれています。

 

植付け用の芋のつるを栽培している農家が少ないため、売られている量が少なく、直ぐに売り切れてなくなります。そのことから、自分で栽培しています。

 

3月の半ばになりますと、前年に栽培して余った芋から芽が出始めます。その中から中程度の大きさの芋を選びます。

畑には肥料は必要ありません。土が硬いところでは、腐葉土を埋め込むだけで十分です。

 

10センチくらいの深さの穴を掘り、芽が出始めている方を上にして、ななめに植付けます。芋の先が見えるくらいに植付ける方もいますが、私は芋が完全に隠れるようにして植えています。

 

3月中は、寒くなる日がありますので、ビニールでトンネルを作って保温をし、早く芽が出るようにしています。

 

5月になると苗が長くなりますので、30センチくらいの長さに切り、耕した畑(肥料、石灰類は入れない)に苗を植付け秋を待つだけです。