高齢でのジョギング大丈夫?~70歳がお勧めする理由

最近若い女性が、ジョギングをしているところをよく見かけます。ポニーテールを風になびかせ、おしゃれな服装で颯爽と走る姿をみると、すがすがしく、こちらも元気をもらえます。

画像 健康長寿ネットより

私も、30歳代と50歳代のときにジョギングをしていました。ただ仕事が忙しいときは続かず、時々走っていた程度です。

 

還暦に達して以降は、スポーツといえば週1回のテニスだけでした。それが災いして血糖値が基準値を超すまでに上がり、医師からは注意をするようにいわれています。

 

それをきっかけに、68歳からジョギングを再開し、70歳の現在でも継続中です。その効果は絶大で、各種数値が低下し基準値を超す数値はなくなりました。

 

高齢者の方でも身体のケアーさえすれば問題ありませんので、健康を維持するためにジョギングをお勧めします。

ジョギングの効果

ジョギングを始めて3カ月経過したときに丁度成人病検診があり、すべての数値が改善していました。

 

医師からは「特に問題はありません。何かしています」と質問を受け、3カ月前からジョギングをはじめたことを話すと、「あなたの年齢なら、大抵の方は何らか数値の異常があるのが普通です。良いことですので是非続けてください」とお褒めにあずかりました。

 

ほぼ全ての数値が改善していましたが、特に低下していたのは、悪玉コレステロール値、中性脂肪値、γGTP値、血糖値です。

年齢による特徴の理解

私の行っているジョギングは、距離は3~4キロ、体調が良い時は5キロを目安にしています。

30代で走っていた時は、距離は10キロ、スピードも追い求めていました。

 

年齢を重ねると身体が固くなり柔軟性がなくなります。特に関節を痛めると歩くことも不便になり、却って健康を害しますので、高齢になるとオーバーワークは禁物です。

準備運動は必須

継続してジョギングをするためには、ウォーミングアップが必要です。特に高齢者はウォーミングアップなしで走り始めると足腰を痛める危険性が大きくなります。

 

私は、ジョギングを行う前に1キロ歩き、身体が温まったところでアキレス、ふくらはぎ、腰回り、肩まわりのストレッチを行っています。

 

これらのウォーミングアップをしていれば、まず故障はありません。

画像 RUNNETより

モチベーションの維持

最近は、ジョガーの半数近くがワイヤレスイアホンを着けて走っています。

 

距離、時間の目標を設定することもモチベーシンの維持に繫がりますが、ワイヤレスイアホンで音楽を聴いたり、ポッドキャストで様々な情報を聞きながら走ることもモチベーションの維持に繫がると思います。

景色を楽しむ

走っていると季節の移り変わりを感じることができます。お米の栽培をとっても、田への水張、田植え、緑のじゅうたん、一面黄金色、稲刈りと季節のうつろいを身近で感じることができます。

 

たまには走るコースを変えて海辺を走ってみるとか、山里を走ってみることによって新発見ができます。

 

私が気に入っているのは、風を感じて走ることです。特に今時分の風は心地よく最高です。

無理は禁物

若い時は少々の足に疲れが残っていても問題はありませんでしたが、高齢になると疲労回復が遅く、無理をすると怪我につながります。

 

一度、2キロぐらい走った時に、ふくらはぎがピリっと痛みを感じたことがあります。若いときは走ったら治っていたので、続けて走っていると、家につく頃には痛みがひどくなり、2週間くらい痛くて走ることができませんでした。

 

痛みが出たら無理をすることは禁物です。このような状態は、身体の疲労がとれていない場合に起きますので、適度な休息も必要です。

終身スポーツ

ジョギングは、年齢を問わず続けられる終身スポーツだと思います。高齢者でも、無理をしなければ問題なく続けることができます。

体力面だけでなく、ストレス解消などにも効果があり、健康や生活の質の向上にも繋がります。

 

現役で働いている方はもちろん、高齢者の方にもジョギングをお勧めします。