露地で栽培する家庭菜園愛好家にとって、トマト栽培は難易度の高い野菜になります。
中には大玉、中玉のトマトは難しいのであきらめ、栽培が簡単なミニトマトだけをつくる者もいます。
私も何度か失敗を重ね最近ではなんとかできるようになりました。
トマト栽培の失敗の原因は
・水はけの悪い土壌での栽培
・肥料のやり過ぎ
・雨による裂果
が主なものです。
私の実践している栽培方法を紹介します。
場所の選定、酸性土壌の中和
これまであまり野菜を作っていない場所を選び、草をとり耕し、蛎殻石灰を入れて酸性土壌を中和します。
元肥の量
今回は2本立てでの栽培を考えていますので、牛糞堆肥、鶏糞ペレットを少し多め(1平米にバケツ三分の一程度)に与えました。
これも多く与え過ぎますと葉っぱばかりが育ち、実つきがよくありませんので注意が必要です。
籾殻、コーヒーかすの混ぜ込み
籾殻を混ぜ込み耕すと、水はけがよくなりますので多めに投入します。
それと、今回は余分な水分、肥料を吸収する効果を狙って、コーヒーかすをぼかし肥料にして混ぜ込みました。
畝立て
畝の幅は約70センチ、高さ約10センチで畝立てをします。
苗の植付け
苗は50センチ間隔で植付けします。トマトは葉がよく茂りますので、最低でも50センチの間隔が必要です。
事前に50センチ間隔で植穴を掘ります。
植穴にたっぷりと水を入れ、水が沁みるのを待ちます。
植穴にトマト苗を入れ、埋めます。このとき、隙間ができないようにしっかりと圧着をすることが大切です。
植え付け後は支柱を立て、麻ひもで倒れないように固定します。支柱は最初は細いものを立て、苗が大きくなると大きい支柱に替える必要があります。
これで植付けが完了しました。
トマトは成長の都度脇芽が出ますので、最低でも4~5日間隔で脇芽かきをする必要があります。
追肥はトマトの実がつきだすまで必要がありません。それまでに追肥をすると葉ばかり茂り実がつきにくくなります。
興味のある方は試してみてはどうでしょうか。