野菜を育てるのに一番大切なことは、畑の「はた」を綺麗にすることだということを畑の師匠に教わりました。「はた」とは土佐の方言で、そばという意味です。
畑と「はた」をかけたもので、良い野菜をつくるためには、畑のそばを綺麗にする、言い換えると畑のまわりの雑草を抜き、陽当り、風通しをよくすることで害虫もこなくなり綺麗な野菜ができるということのようです。
ところで、現代はストレス社会ともいわれ、その解消のため座禅や瞑想などを行う人が多くいます。
私も瞑想を試してみましたが、雑念が次から次へと襲いなかなか無心の境地になれません。
唯一、無心になれたのは畑の草引きでした。ただ草を引くだけで何も考えません。頭が開放されたようになります。
コツは、雨があがって2日以内(簡単に草引きできる)、適度な時間、楽な姿勢で無理をせずに行うことです。
畑を始めた最初のころは、草引きがいやでストレスでしたが、最近はむしろストレス解消のためにやっています。