高知県ではメインの通りから少し入った脇道に多数の良心市が存在します。
良心市は道路脇に設置された無人販売所のことで、ごく簡素な小屋(箱)の中に現金を入れる箱を設置し、朝収穫した野菜などを並べて販売しています。
買う人の良心にたよった販売ですので、良心市と名付けられています。とにかく高知県には良心市が多く野菜が激安で買えます。
どんな所にあるの
中心市街地にはありませんが、住宅地と農家が混在しているところに多くみられます。
新興住宅地付近には100メートルごとに存在するところもあります。このような場所の良心市は主に住民を相手に販売していますので、メインの通りから少し入った脇道にあります。
田舎でもみられますが田舎は生産者が多く、住民を対象としていません。主に通行人(通行車両)を対象に販売していますので設置場所はメインの通りが多くなっています。
良心市の種類は
良心市は個人で運営されているのがほとんどですが、中には共同で運営されているものもあります。この場合でも現金の回収箱は別々になっています。
また、トマト販売専門など期間限定の良心市もあり、販売期間が終われば閉鎖されます。
どんな物が売られているの
主に朝収穫した野菜、漬け物などが売られています。中には榊、しきびを販売している良心市もあります。
野菜の中には間引きしたもの、見かけが悪いものも売られています。とにかく朝取れの新鮮な野菜ですので午前中には売れてしまいます。
値段はどうなの
仲買、小売りが中に入りませんので値段は格安です。100円での販売がほとんどですが、トマトなどごくまれに200円で販売しているものがあります。
だいたい市価の三分の一から半額程度で買えます。
盗られることはないの
平均して8~9割の売上金が入っていることが多いようです。
販売している場所によっては、半分程度盗られるところもあり、警察が張り込みをして捕まえることもあります。
中には
と書いたメモが入っていることもあるそうです。
収入はどうなの
1日の売上げは1500円~2000円、月にして4~5万円程度で年寄りの小遣いかせぎといわれています。
良心市は、ほとんど高齢者が運営していて
などと話していました。