60歳代後半ともなると、周りで亡くなる人が増えて、友人と話をする度に知人の死亡を知ることになります。
昨日も元職場の同僚がガンで亡くなったことを知りました。食道ガンが原因のようです。69歳でした。
66歳で再就職先を辞めて2年でガンを発症し、1年の闘病生活を過ごしたあと亡くなったようです。
現職のときは組織のベスト3まで上り詰め、再就職先でも良い待遇で雇われていました。そのため文字どおり働きづめで、海外旅行にも行ったことがないというほどです。
大学を卒業し44年間働き、ゆっくり老後を過ごせたのは僅か2年間でした。
闘病中の1年は、「会話が出来ないので何をしても面白くない、生きる意味がない」と言っていたようです。
この同僚は2年間ゆっくりした老後をすごせましたが、60歳で退職した後3カ月後に亡くなった人もいます。
これを見てゆっくりできる時間を持てず可哀想とか何のための人生か分からないという人もいます。
しかし、人それぞれ生き方は違いますので、一概に満足出来ない人生だったと言い切ることはできません。少なくともそう思いたいです。
人はいつ最後を迎えるのか誰にもわかりません。
とにかく
そうすれば、いつこの世を去っても悔いはありません。またその積み重ねが、素晴らしい人生だったと思えるのではないでしょうか。
振り返ってみると、若いときは酒を飲んで騒いだり、パチンコにはまったりと随分無為な日々を送りました。これからはその分、一日一日を大切に過ごし悔いのない人生にしていきたいと思います。
元同僚にお悔やみを申し上げますとともに、天上でゆっくり過ごされることを心よりお祈りします。