千葉県の大停電、東電は原発の教訓が生きていない

   今日現在、千葉県では6万7千戸が停電しています。台風15号が上陸して9日目です。

    被災している皆様は、さぞかし大変な生活を送られていることと思います。

 

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写真:読売新聞より

 

    私の住む高知県では、1年に1回以上台風が上陸又は接近しますが、こんな長い停電を経験したことがありません。

    大抵1日あれば復旧します。人口の多い首都圏ということもありますが、それにしても長すぎです。

 

    高知県の場合、台風襲来県ですので台風に対する経験が豊富で準備も万全に行われます。過剰ではないかと思われるほどです。

    行政機関はもちろん、今回問題となっている電力会社まで準備は万全です。

    台風が接近したら、子会社、孫会社まで完璧の体制を取っています。

 

    東京電力は台風経験が乏しいこと、原発処理の問題のほか新電力の参入などで苦しい面もあろうかと思います。

    しかし、原発のときもそうでした。報道で見る範囲ですが、意思決定が官僚機構そのもので、事故に直ぐに対応できていません。今回も

想定が甘かった

と述べています。原発のときも同じことを言っています。

果たして他の電力会社の場合こんな大事故になっていたでしょうか。危機に対する対応が万全とはとてもいえません。

 

    東電は今一度、危機管理について考え直すべきだと思います。