四万十川で水難事故~沈下橋からの飛び込みは楽しいが、真横に泳ぐのは危険

 昨日、四万十市西土佐の四万十川にかかる勝間沈下橋で遊んでいた大学生のうち、女子大生一人がお亡くなりになり、救助しようとした男子大学生が行方不明になっています。

 ご家族の皆様はさぞご心配のことと思います。

 

 高知県には四万十川と仁淀ブルーといわれる仁淀川の二つの大きな川が流れています。

 四万十川は延長約200キロで、本流にダム(堰堤はある)がないことから日本最後の清流といわれおり、県外からの来客も多くあります。

 

 その四万十川の中流域の勝間沈下橋で遊んでいた大学生が水難事故にあいました。

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勝間沈下橋からの飛び込み~四万十ポータルサイトより

 四万十川では1年に1回は水難事故が起きています。犠牲になるのはほとんど県外の方ばかりです。

 

 私も娘が小学生のときに、この勝間沈下橋で遊んだことがあります。沈下橋上から水面まで4~5メートルあり、飛び込むのは結構スリルがあります。 

 娘は県下の大会に選手で出るほど泳ぎが達者でしたが、数回飛び込んで岸に帰るとき

お父さん、疲れたもう無理かもしれん。

と、さも溺れるように言ったことがあります。

 母が岸にいたのでその場所に帰りたくて、川を横切ろうとして疲れたものでした。私は娘に

流れに乗って泳ぎ、もっと川下で岸に上がろう

と言って一緒に泳ぎました。泳ぎは達者ですので娘は難なく岸に上がることができました。

 

 水難事故にあった方は必ずといっていいほど、目標を決めたらそこに向かうため川を横切ろうとして、川の途中で力尽きています

 特に都会育ちの方はプールでの泳ぎしか知りませんので、その傾向が強いと思います。

 今回の事故の原因は分かっていませんが、四万十川、仁淀川での水難事故は川を横切るときに溺れたケースが殆どです。

 川遊びをするときは、よほどの強靱な体力の持ち主でない限り、目標を変える勇気を持っていただきたいと思います。

 行方不明の男子大学生が、早期に発見されることを心よりお祈り申し上げます。