四国の水瓶早明浦ダムが大放水~台風10号で満水

 早明浦ダム(さめうら)は、高知県本山町と土佐町にまたがる吉野川上流部に建設されたダムです。

 独立行政法人水資源機構が管理する多目的ダムで、重力式コンクリート型式、高さは106.0メートル、堤長は400メートル、総貯水容量は3億1600万立方メートルの巨大ダムで総貯水量は四国ナンバーワンで全国でも10位です。

 このダムは治水、利水などの目的がありますが、主に香川県(高松砂漠などといわれた)の水不足のために建設されたものです。

 そのため「四国の命」とか「四国の水瓶」などとよばれています。

 四国4県の利水配分率は、

徳島県48%(下流にあたる)、香川県29%、愛媛県19%、地元高知県はわずか4%

です。 川が汚くなるだけで高知県にはほとんどメリットがありません。

 そのダムが台風10号の影響で貯水率が100%を上回り、放水を始めました。落差100メートル近くありものすごい迫力です。

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全水門を開き放水

 雨が小降りでしたのでダムの上からおそるおそる撮影しました。吸い込まれそうでした。迫力満点。

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ゲートから水が流れ出るのを撮影しました。

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ダム湖は満水状態。

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放水の動画です。

 

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