遠いのに近くなり、近いのに遠くなる(日中、日韓関係)

  今日、中国の習近平国家主席が来日し、安倍首相と首脳会談を行います。

  会談では、首脳同士の往来が合意されるなど、関係改善の流れが強固なものになりそうです。

 一方、韓国の文在寅大統領も習首席の後来日しましたが、出発前元徴用工問題について、

「日本と韓国の企業が自発的に資金を出し合い原告と和解する」

和解案を日本に受け入れるよう求めました。

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文大統領

 その際、「韓日協定が締結されていても、被害者の苦痛も進行中だという事実を受け入れないとならない」と一方的に譲歩を迫っています。

また、

対話の扉は開いている。G20の機会を活用できるかは日本にかかっている

と上から目線で述べています。

 自分で原因を作っておいて、何を言うかです。

 これでは日韓関係は益々悪化することは避けられません。日本政府は今回、文大統領との首脳会談を開かない方針で、これは当然の措置だと思います。

 このようになったのは、日本が安易な妥協を繰り返したほかにありません。

 今回ばかりは、安易な妥協をせず徹底的に対抗し、真の妥協を目指すべきです。

 そうしてこそ、近くて近い国になれると思います。