【小林受刑者の逃走】裁判所にも責任がある

   窃盗罪などで実刑が確定し、横浜地検が収容しようとした小林誠受刑者(43)が逃走した事件で、神奈川県警は指名手配していた小林受刑者を横須賀市内で発見し、公務執行妨害の疑いで逮捕しました。

   小林受刑者は窃盗や傷害、覚せい剤取締法違反などの罪で一審で有罪となり、控訴審でも控訴が棄却され懲役3年8月の実刑が確定しましたが、一審判決後に保釈されていました。

   この事件では、横浜地検中原検事正が記者会見を開き陳謝しています。

直接の原因は当然地検にありますが、ここ数年

 

★保釈が認められたり、拘留が却下されるケースが非常に多くなっている

 

ことを聞きます。

   これは、国際的な人権重視の流れに沿った裁判所の方針の変更だと思います。

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公務員総研ホームページより

   しかしながら、元暴力団員で覚醒剤常習者の小林受刑者の場合、逃走するおそれがあることは、予見できるはずです。(一般人なら当然に考えます)

   裁判官は自由心証主義で自由に判断することが認められていて、その結果を非難されることはありませんが、このような結果につながった以上、少しは責任を自覚すべきです。