日本経済新聞の世論調査によると、老後に不安を感じる人は77%を占め、30~50歳代では8割を超えています。不安を感じる理由で最も多いのは「生活資金など経済面」です。
私が就職して間もないころは、高度経済成長期の影響などで老後について考える人は少なかったのですが、現在の働き盛りの方は、老後に不安を感じている人が意外に多いのに驚きました。
年金の減額、支給年齢の後ずれなど、将来の展望が開けないことが原因ではないでしょうか。
20~40歳代の方は、老後はまだ随分先のことですが、備えあれば憂いなしですので、老後のことも、頭の片隅に入れていただければと思います。
お金がなくても幸せになれるは一部の人
ブログの中には、お金がなくても幸せになれるという投稿をみかけます。このように思えるのは一部の人で、老後を楽しく生きていくためには、ある程度のお金がいります。
老後は子供の手が離れ時間的に余裕ができます。趣味を広げたり、旅行に行ったりするなど、人が動くためにはどうしてもお金が必要です。
中には、外にでるのが嫌いという方がいますが、それは一部の人です。
高齢になっても働くべき
昭和40年代は、55歳定年が当たり前でした。その後60歳定年になり、今では65歳定年に進もうとしています。
私の同期でも、再就職をせず60歳から仕事をしていない者が結構います。話を聞くと最初の3ヶ月は趣味の釣り、マラソンなどをして楽しかったようですが、3ヶ月を過ぎたらころから時間を持て余すようになったと後悔しています。
年金にプラスして給料も入り生活に余裕もできますので、年齢にかかわらず働けるうちは働くべきと思います。
貯金の取り崩しは不安になるので、貯蓄は年金化すべき
老後のために貯金をする方が多くいます。しかし、年をとりいざ貯金を取り崩すとなると不安になります。早い段階で自助年金にしておくと、一定の年で貰えるという安心感があります。現在は保険形式など色々な年金がありますので、可能なかぎり自助年金をかけておけば、間違いなく老後は楽になります。
保険はできるだけ若いときにかける
年を取るとどうしても病気は避けられません。入院費もばかになりません。保険に加入していなければ、貯蓄を取り崩すことになりますし、再び病気になりはしないかと不安にもなります。病気になっても不安にならないよう、保険金が安い若い年代から保険をかけておけば安心です。
まとめ
“終わりよければ全てよし”人生も同じだと思います。若いときに苦労の連続でも、最期が良ければ満足な人生だったと思えるのではないでしょうか。私自身あまり考えていなかったので、偉そうにいえる立場ではないのですが、早く行動し楽しい老後を迎えて下さい。
年を取るのは意外に早いものですよ。