堺市あおり運転18年求刑、殺人罪適用の割には軽い~「はい終わり」発言を重要視する必要はない

 堺市での、バイク追突殺人事件で、17日検察は、中村被告に懲役18年を求刑しました。

 東名高速事件では二人が亡くなったとはいえ、危険運転致死傷罪で23年の求刑です。 

 今回は殺人罪を適用しての18年の求刑では、あまりにも軽く、バランスが取れていないと思います。

 追突時に95~96キロの速度が出ていたことが立証されています。

 一般の運転手なら、追突しそうになれば急減速するのに、ほぼそのままの速度で追突していますので、故意は明らかです。

 加えて、100キロ近くの速度で追突したら、誰が考えても死ぬかもしれないと考えるのが普通のことですので、殺人の未必的故意も明らかです。

「はい終わり」と言ったことの心証が、有罪の決め手のように報道されていますが、そのことはあまり重要視する必要がないと思います。 

 今回も裁判員裁判で一般人の感覚が採用されますので、良識ある判断が下されるのではないでしょうか。

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中村被告