水不足解消の期待は幻想-----四国の水事情に影響する早明浦ダムの貯水率

昨日、高知県では、100ミリを超えるまとまった雨が久しぶりに降りました。
久々の本格的な降雨に「これで少しは水不足も解消されるのでは」と期待しましたが、現実はそう甘くはありませんでした。

 

現在、徳島県の下流域、そして香川県(吉野川からの分水に依存)では、取水制限が続いています。
四国の水事情は、「四国の水がめ」と呼ばれる早明浦ダムの貯水率に大きく左右されます。

水資源機構のライブカメラより

26日午前9時現在の貯水率は41.1%
雨が降り始める前と比べても、上昇は**わずか2.6%**にとどまりました。

これから周期的に雨が見込まれる予報ですが、当面の水不足は続く可能性が高いと感じます。

 

今回の渇水は「20数年ぶり」とも言われていますが、もはや「異常」ではなく、「日常の延長線上の現象」になりつつあるのではないでしょうか。

渇水の次は大雨、
その次は猛暑、
さらに厳寒——。

気候の振れ幅が極端になり、自然環境が急激に変化していることを、日々の暮らしの中で実感します。

 

気候変動は、ニュースの中の話ではなく、
すでに私たちの生活そのものに入り込んできています。

 



 

ハロン湾にあった「日本人専用クルーズ船」──誇りに思えた

 先日、妻とともにベトナムハロン湾のクルーズ観光に参加しました。


奇岩が連なる幻想的な景色、美しい海、穏やかな風景――まさに世界遺産にふさわしい場所でした。

 

そんな中、ひとつ印象的な出来事がありました。
それは「日本人専用」と書かれたクルーズ船があったことです。

国際的な観光地で“日本人専用”という船が存在することに正直驚きました。

 

船内ではスタッフの方々が日本語を理解し、クルーズランチも美味しく、サービスもとても丁寧でした。

 

なぜ日本人専用の船があるのか――
現地ガイドの方に理由を聞いてみると、こんな話をしてくれました。

 

日本人はとても綺麗好きで、船内にゴミを捨てない。マナーが良く、スタッフの負担が少ない

一方で、国籍によっては船内のどこにでもゴミを捨てる人も多く、清掃や管理に何倍もの手間がかかる

だからこそ、日本人客向けに特化したクルーズ船が存在するのだそうです。

 

「日本人は礼儀正しい」「マナーが良い」


そうした言葉はよく聞きますが、このような船を見るとその言葉を実感します。

 

観光とは、景色を見ることだけではなく、
その土地の人々とどう関わるか、どう振る舞うかでも評価されるものなのだと改めて感じました。

 

ハロン湾の美しさとともに、
日本人が信頼されていることを実感できたこのとは、特に印象に残る出来事でした。

 

 

 



 

ベトナム縦断の旅 〜心に残った景色と人々、そして誇り〜

2026年2月1日から2月8日にかけて、妻とともにベトナムを縦断するツアーに参加しました。

今回の第一の目的は、世界遺産ハロン湾の観光でしたが、実際に旅を終えてみると、心に強く残った風景はそれだけではありませんでした。

ハロン湾よりも感動した「チャンアン」


確かにハロン湾の奇岩群が織りなす景観は圧巻でしたが、私にとって最も印象深かったのは、翌日に訪れた世界遺産チャンアンの手漕ぎボートクルーズです。

 

静かな川面を進む小舟、次々と現れる洞窟をくぐり抜ける体験、水面に映る岩山と緑。 エンジン音のない世界で、自然と一体になるような感覚は、言葉では表現しきれないほど幻想的でした。

ハロン湾

 

 

 旧正月前のホイアンの夜景

旅の後半で訪れたホイアンも、忘れられない場所となりました。 旧正月が近かったこともあり、街全体が祝祭の雰囲気に包まれていました。

 

特に印象的だったのは、日暮れ以降の川沿いの風景です。 川沿いに無数に灯る提灯の明かり、そして小舟による灯籠流し。

 

静かな水面に揺れる光は、まるで別世界に入り込んだかのような美しさでした。

ホイアンの街並み

ホイアン灯篭流しの小舟

 ハノイのバイクと発展する都市の姿


ハノイでは、街中にあふれるバイクの多さに圧倒されました。 そしてその多くがホンダ、ヤマハの日本メーカー。

 

異国の地で日本のブランドが人々の生活を支えている光景に、自然と誇らしい気持ちになりました。

 

また、都市部では高層ビルの建設ラッシュも見られ、ベトナムの急速な経済発展を肌で感じました。

街中がバイクで溢れていました

 日本とベトナムのつながり


現地ガイドの話によると、日本はODAなどを通じて、 巨大な橋、長大トンネル、インフラ整備などに大きく関わってきたそうです。

 

その貢献は現地でもよく知られており、感謝の気持ちを持って受け止められていると聞き、 一人の日本人として、これもまた誇りに感じる出来事でした。

 「どこで食べても美味しい」ベトナムの食文化


そして何より驚いたのが、食事の美味しさです。 どの土地でも、どの食事でも、外れがない。 素朴でありながら奥深い味付けと、素材の良さ。

 

「食の満足度」という意味でも、ベトナムは本当に魅力的な国だと実感しました。


まとめ 〜ベトナム旅行を心からおすすめしたい理由〜

 

歴史ある街並み、急速に発展する都市、 人々の暮らしに溶け込む日本とのつながり、そして豊かな食文化。

 

今回の旅を通じて、ベトナムは単なる観光地ではなく、 「また訪れたい国」「何度でも味わいたい国」になりました。

 

これから海外旅行を考えている方には、 心からベトナム旅行をおすすめしたいと思います。



 

日本生まれのパンダ返還

上野動物園のパンダ観覧が、本日で最終日を迎えました。

 

2日後には中国へ返還されるとのことですが、「返還」という言葉に、どこか割り切れない思いが残ります。

今回返還する2頭は、日本で生まれ、日本で育ったパンダです。


これまで日本では22頭のパンダが誕生し、その内訳は和歌山で18頭、上野で4頭。振り返ってみると、私たちは「日本生まれのパンダ」を数多く見てきたことになります。

 

それだけに、まるで身近な存在が突然いなくなるような、少し寂しい気持ちにもなります。

現在、日本と中国の関係は、高市総理大臣の発言をきっかけに悪化しており、当面の間、日本でパンダを見ることができない日々が続くかもしれません。

 

一方で、中国におけるジャイアントパンダの生息数は、すでに2700頭以上とも言われています。
そして日本は、飼育・繁殖の面で高い実績を積み重ねてきました。

 

将来、日中関係が改善することになれば、日本は再び真っ先にパンダの貸与先として名前が挙がるのではないでしょうか。

 

その日が来るまで、無理に期待せず、焦らず、気長に待ちたいと思います。
上野のパンダたちに「ありがとう」と伝えつつ、また会える日を静かに楽しみにしながら。

 

 

 

食料品の消費税ゼロ、その先にある「財源」の議論は大丈夫か

本日の記者会見で、高市総理大臣は「食料品の消費税を2年間ゼロにする」ことを選挙公約に掲げると表明しました。


これに対し、野党各党も消費税減税、あるいは食料品の消費税ゼロを公約に盛り込む方針を示しており、消費税をめぐる議論は一気に加速しています。

 

この流れを見る限り、来年度中にも食料品の消費税が0%になる可能性は、かなり高まったと言えると思います。

実際、海外に目を向けると、イギリス、カナダ、オーストラリアなどでは、食料品は付加価値税(消費税)が非課税、あるいは0%とされています。
生活必需品に課税しないという考え方は、国際的にも決して珍しいものではありません。

 

物価高が続くなかで、食料品の消費税ゼロは、家計にとって即効性のある対策です。
毎日の買い物で効果を実感できるため、国民の理解も得やすい政策だと思います。

 

しかし一方で、各党が横並びで同様の公約を掲げる以上、今回の選挙で大きな争点になるとは考えにくいです。


むしろ本当に問われるべきなのは、「減税の是非」ではなく、その財源をどうするのかという点です。

公明党からは「ファンドを設立して財源を賄う」という案も示されています。
ただ、マーケットの常識から見れば、これは非常に不安定で、リスクの高い財源論だと感じざるを得ません。

 

減税は一時的な人気取りで済ませることはできますが、財源が不確かなままでは、将来世代へのツケ回しになりかねません。


社会保障国債、市場の信認――どれも無視できない問題です。

 

食料品の消費税ゼロは、国民生活を守る有効な手段である一方、同時に国家財政の覚悟も問う政策だと思います。

 

各党には、減税を打ち出すだけでなく、「その後」を見据えた、現実的で持続可能な財源論を、ぜひ示してほしいと思います。

 
 
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